温め酒

           〇いそいそと銚子二本を温め酒

                 (いそいそとちょうしにほんをぬくめざけ)

           

            〇一口の口ほころびて温め酒     河童三子

            〇温め酒二口のめば頬に出て     々

            〇辛口を熱燗にして舌鼓       々

 

   婆ごころ

    26日の絵              27日の絵

   〈此の一句〉

  〇嗜まねど温め酒はよき名なり     高浜虚子(1874年━1959年)

 此の句を自分のことと解すると、虚子はお酒は吞まなかったのだろうかと思う。けれども「温め酒」という言葉をよき名と感じたのだからお酒を酌み交わす場には好意を抱いていたのかもしれない。