如月

          ○如月の風つよき日に汝は生るる

             (きさらぎのかぜつよきひにながうるる)

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            ○如月やベッドの中でシベリウス     秋甫

            ○如月の風テレビ塔鳴らし行く      々

            ○如月や風邪に罹るなクルーズ船     々



 

梅二月

          ○梅二月四十を過ぎた娘の誕生日

            (うめ二がつしじゅうをすぎたこのたんじょうび)

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             ○梅二月青葉城址の樹にも来よ   秋甫

             ○梅二月白梅の蕊芯通す      々

             ○梅二月一呼気に愛立たしめよ   々

 

獺の祭

           ○獺祭の独り気儘に身の辺り

             (だっさいのひとりきままにみのあたり)

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              ○満月の潮の釣果に獺祭    秋甫

              ○獺祭に出て来よ日本獺よ   々

              ○ひとり居の気楽さに獺の祭  々

 

 

蕗の薹

 


          ○蕗の薹知らぬふりして手を繋ぎ

             (ふきのとうしらぬふりしててをつなぎ)

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             ○この旬の天婦羅ならば蕗の薹   秋甫

             ○蕗の薹苦きは疎開育ち故     々

             ○蕗の薹摘む手に犬の鼻が来て   々

 

菠薐草

          ○根の赤く太きが旨し菠薐草

            (ねのあかくふときがうましほうれんそう)

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              ○オリーブが大変ポパイの菠薐草   秋甫

              ○あのころの菠薐草はパーフェクト  々

              ○アメリカのほうれん草は缶の中   々