2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧

母の日

〇娘が母と呼ばれて久し母の日や (こがははとよばれてひさしははのひや) 〇家空け難し母の日となりにけり 河童三子 〇母の日や三代の御世母として 々 〇母の日や婆と呼ばせぬ孫のゐて 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇母の日の夕焼け家を充たしけ…

松蝉

〇松蝉がもう鳴きだして浜の院 (まつぜみがもうなきだしてはまのいん) 〇松蝉の奥ゆかしくも物申す 河童三子 〇松蝉の声ばかりして砂州の家 々 〇松蝉の声に送らる遍路宿 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇大寺の松蝉遠く風に鳴く 石川多歌司(193…

葱坊主

〇葱坊主スキマ時間を育てをり (ねぎぼうずすきまじかんをそだてをり) 〇葱坊主照る日曇る日また照る日 河童三子 〇葱坊主手持ち無沙汰な午後の雨 々 〇放課後の自転車置き場葱坊主 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇仮の世の庵の畑の葱坊主 小澤…

矢車

〇矢車のカラカラ寂る夕べかな (やぐるまのカラカラさびるゆうべかな) 〇矢車の音空深く沈みゆく 河童三子 〇思い出の蘇える矢車の音 々 〇矢車回る五月の残像 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇太陽に矢車あづけ留守の家 鷹羽狩行(1930━2024)

蕗の葉

〇蕗の葉や午後柔らかき雨の中 (ふきのはやごごやわらきあめのなか) 〇傾きて蕗の葉の雨雫する 河童三子 〇蕗の葉に野苺乗せて貰ひけり 々 〇蕗の灰汁手に染め馴染む所帯持ち 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇けふは蕗をつみ蕗をたべ 種田山頭火…

子供の日

〇田の端に幡あげ村の子供の日 (たのはたにはたあげむらのこどものひ) 〇子供の日紙の兜で戦へ行く 河童三子 〇鯉幟立てて島出る一家かな 々 〇子供の日村に親なし子もをらず 々 From Bru tograndson 〈此の一句〉 〇子供の日背を向けてゐる大ゴリラ 藤本…

青麦

〇麦青む讃岐路を橄欖買ひに (むぎあおむさぬきじをかんらんかいに) 〇青麦や飯山の裾靡かせて 河童三子 〇道端にうどん屋の旗麦青む 々 〇青麦の風に靡きし金毘羅道 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇戸の隙に青麦光り昼の箸 桂信子(1914━2004)

初燕

〇初燕まず家家へ挨拶に (はつつばめまずいえいえへあいさつに) 〇誇らかに胸膨らます初燕 河童三子 〇初燕紙工場の町の軒 々 〇新調の燕尾服着て初燕 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇天金の書を繙くや初燕 山川安人(不詳)

八十八夜

〇巡礼の新茶噛み行く八十八夜 (じゅんれいのしんちゃかみゆくはちじゅうはちや) 〇白湯で飲む八十八夜の頭痛薬 河童三子 〇雨風も八十八夜の晴れて朝 々 〇そよ風と太陽出し八十八夜 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇灯して八十八夜夫と在り 石…

五月

〇聖書もて訪ひ来る人や五月の坂 (せいしょもてといくるひとやごがつのさか) 〇教会に白い花咲く聖五月 河童三子 〇手に重き聖書開きぬ五月の陽 々 〇福音の書携えて五月来ぬ 々 From Buru to grandson 〈此の一句〉 〇象なき色の饒舌五月の陽 林翔(1914━…