白露

           〇新聞の匂ひ展げし白露かな

             ( しんぶんのにおいひろげしはくろかな)

            

            〇白い花白露の朝を咲きにけり    河童三子

            〇叢へ白露の朝の戸を開ける     々

            〇父を看る娘(こ)の帰郷白露かな    々

 

     婆ごころ(2700日)

 

 蒜山でも雨は降らなかったし 戻ってからもからからの 夏のよな

 お天気がつづいた

 

 ブルばあちゃんは 今朝も ベランダの向こうに広がる叢と その奥の平屋の家と

 さらに その奥に広がっている 四国山脈を眺めた。