葡萄

          〇野ぶどうのワイン試飲の列にをり

              (のぶどうのワインしいんのれつにおり)

             

          〇漆黒に赤を抱きて黒葡萄          河童三子

          〇掌(てのひら)に野ぶどう摘んでジャムづくり   々

          〇野ぶどうに涎を垂らす狐かな            々

 

     婆ごころ

 

  イソップの童話には いじわるで ずるくて 悪がしこい狐がよく登場します

 ブルばあちゃんは 狐がこんな風に言われて 常々気の毒に思っていました。

 

  もともと 「イソップ寓話」は 子どものために書かれた 物ではなく

 動物などを主人公にして 当時の人たちや社会を風刺して どうすれば人間が

 安らかに暮らしていけるかを語った 大人のための話だったのです。

 

  因みにイソップは 今から2500年以上も前にギリシャに生まれた 奴隷だったそうです。