稲雀

             〇伊予の田を囃し立てるや稲雀

              (いよのたをはやしたてるやいなすずめ)

           

             〇離宮の田雅に舞ふか稲雀    河童三子

             〇少子化や麺麭の文化と稲雀   々

             〇この頃は庭を忘れて稲雀    々

 

     婆ごころ

  まだまだお昼は暑い日がつづいています

 ブルおばあちゃんは クーラーの部屋から 用事で出るときは 

 おお急ぎですませて 走るように戻って来ます。

 

  おといこ山は 雲を被ったり あるいは雲を走らせたり 気づくとすっきり 

 頭を見せていたりと 居間の外に目まぐるしく 変化していました。

 

  今年の庭の 夏すみれは ほどほど 千日紅は 小づくりでまだ丈夫

 シュウメイギクは蕾を持ってはいるけれど 葉っぱが哀れ 

 紫の段菊だけは まるで懸崖のように 勢いよく横に広がっているのです。

 

 暑いね~」京都の従妹からメールです 京都はここより もっともっと 残暑がきついだろうな

 ブルばあちゃんより 四つ年下の従妹は まだ仕事を持っています。