遠花火

     ○漸くにドンと音する遠花火
(ようやくにドンとおとするとおはなび)
港まつりの花火大会
       ○子の花火孫の花火と買い継いで    秋甫
       ○急がしき音して花火おわる頃     々
       ○瀧花火流れるころや夢の中      々
 昨夜7月25日は港祭りであった。ここ何年かは雨で延期になったり、まだ梅雨が明けずどんよりと曇り空が大方であったが今年は梅雨も明けていて晴天。しかし、昼の猛暑を夜に引きずって熱帯夜であった。
 二階の寝床に上がってしばらくしてから漸く音がし始めた。遠花火は例年になくすっきりと色鮮やかに海に上がった。

 ○ねむりても旅の花火の胸にひらく  大野林火
花火の句となればこれがすぐに思い浮かぶ。