○蠍座の赤き心臓アンタレス
(さそりざのあかきしんぞうアンタレス)
夏の星座
○洪水の逝けば忽ち大旱 秋甫
○この年の一際赤く旱星 々
○灼ける野も夜には虫の宿りけり 々
今年の2月にさそり座のアンタレスと火星は接近して並んでいた時があったらしい。夜空を見ても、さそり座のアンタレスはかいもくみつけられないが、今年の火星はすぐに見分けがつく。
アンタレスはアレス(火星)に対抗するものという意味で、この二つの星が並ぶと不吉であるという節と、アンタレスはアレスに似るものという節があるが...。
ペルセウス座流星群
夜10時頃外に出て夜空を見上げた。家の中はなかなか温度が下がらず相変わらず暑いので風があるのは好都合であった。座るものを持ち出して持久戦に備えた。天の川や名も知らない星々が美しい。
流れ星が見たいという願望には、流れ星が流れている間に願い事を言えば叶えられるという言い伝えを子供のように抱いているからだった。
果たして今年はそれが実行できたのである。北東の位置から南西に向かって、打ち上げ花火が上がるときの誘導体というのか、白い穂のような尾を引いて静かに流れたのである。1時間ほどで4個の流れ星にであった。十分に胸の中で願い事を唱複する時間はあった。その時、願い事は成就すると確信したし、幸せな気持ちに満たされた。