◦蠍座の酔ひどれは鋏とられて
(さそりざのよいどれははさみとられて)
夜、目が覚めてみると、部屋は窓からの涼風のせいで、横になり始めた時とは随分ちがった爽やかな冷気に包まれていました。昼間は雲の多い一日でしたが夜空は明るく満月に近い月が雲の間をかけ抜けていました。目が覚めた序でに書棚から子供の星座の本を出してぱらぱら開いてみました。
夏の夜空には蠍座が出ているようです。実際にはなかなか見つけるのは困難なのでしょうが、ひとまずは星座にまつわる神話や星々のなりたちを文字に追ってみました。
比較的見分け易いのは尻尾のS字になった部分で、毒のある針の先には二つの星がくっ付いてあります。サソリの心臓部にはいっとう明るい赤い星が輝いています。アンタレス星というのですが、日本では地方によって色々な呼び名が存在しているようです。
一般的なのは『アカボシ』香川、佐賀では『ホウネンボシ』瀬戸内地方では『ムギボシ』面白い呼び名では山口や大分の『酒酔い星』これは赤いので星がお酒に酔っているとひょうげんしたのでしょう。
ずっと昔、蠍座の鋏はもっと大きかったのですが、横に新しく天秤座が誕生したため、それに鋏を取られたという話しも聞きました。
おかげで今朝は目がしょぼしょぼしています。ドイツの女子サッカーワールドカップ準決勝戦は明朝ですよね、これもがんばって観なきゃ。
フランス:アメリカ
日本 :スエーデン
なでしこジャパンの星座はどんな輝きを放ってくれるのでしょうね。