○夜の雷自画像の眼に閃光入る
(よるのらいじがぞうのめにせんこういる)
夜来の雨
 真夜中に稲光と雷が2,3度鳴り響き、やがてそれは大きな雨音に変わりました。これでこの熱帯夜も少しは涼しくなるでしょう。
 レンブラントの自画像だったか肖像画だったかに、闇の中に顔だけが閃光に浮かび上がって描かれていたのがあったように記憶しているのですが、そんな風な自画像が暗闇に映像化されたのです、誰の顔か、男か女だったのか判然としません夢だったかもしれません。ただ、その絵の中の眼に稲光が映っていたのです。