○夢の中飛べば足着く花霞
(ゆめのなかとべばあしつくはながすみ)
花便り
○われらみな老いゆくさだめ花霞 秋甫
○花霞墓閉じていざ自由の身 々
○花霞娘の看る母は二人かな 々
娘の暮らしている京都の北あたりも桜は満開らしい。最近はやりのSNSというのではないが、月に一度くらいの割合で身内の5人が共用するメールを送り合っているのだが、今回はまだ婿の母親の返信がないのだ。一人暮らしだから気にかけるのは当然である。娘に電話を入れると、すぐに本人からメールが来た。地域の婦人会の会計を引き受けていて、年度末の会計報告をしなければならず、夜を徹してやっていたのだという事であった。会計係の話は随分昔に聞いていたがまだ引き続いてやっているのだ。何はともあれ一生懸命にならなければならない事がある事はいい事だ。