稲の花

     ○稲の花西谷橋に風走る
(いねのはなにしたにばしにかぜはしる)
早生の稲に穂が
 この辺りの地形はすぐ燧灘になだれこんでいて平地の狭いのが特徴です。それで風はたいてい山の方から海へ向かって吹いています。
 その海へ向かって流れる川は風の走る道でもあるのです。また、橋は集落を区切る役目もしていて子供たちにとっては校区が変わる別の世間にもなるのです。
 その橋を渡るとき、涼しい風はほてった身体を爽やかに癒してくれます。