2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

われから

○藻の虫のわれから鳴くと吾知りぬ (ものむしのわれからなくとわれしりぬ ○朝の椀われから一つ浮いてをり 秋甫 ○われからの節の痛みに鳴きけりや 々 ○われからに神の恵みの藻の大きい 々

われから

○藻の虫のわれから鳴くと吾知りぬ (ものむしのわれからなくとわれしりぬ) 写真は藻にいるわれから ○朝の汁われから一つ浮いてをり 秋甫 ○われからの節の痛みに鳴きけりや 々 ○われからに神の恵みの藻豊穣 々 われからは海洋に生息する小型の甲殻類で、藻に…

秋祭

○伊勢音頭に楽車曳くや豊穣祭 (いせおんどにだんじりひくやほうじょうさい) ○大樟に風船架かる秋祭 秋甫 ○太鼓の音隣町では秋祭 々 ○灯ともりし戸の提灯に秋祭 々

秋祭

○伊勢音頭に楽車曳くや豊穣祭 (いせおんどにだんじりひくやほうじょうさい) ○大樟に風船架かる秋祭 秋甫 ○太鼓の音隣の町は秋祭 々 ○灯ともりし戸の提灯へ秋祭 々 各地に秋祭の声が聞こえてきました。今日から西条祭です。数年前に見に行った最終日は其々…

温め酒

○白烏賊の梅肉和えに温め酒 (しろいかのばいにくあえにぬくめざけ) ○温め酒女だてらと言われぬや 秋甫 ○ぷちぷちと紫蘇の実噛んで温め酒 々 ○温め酒顔の赤らむこともなく 々

温め酒

○白烏賊の梅肉和えに温め酒 (しろいかのばいにくあえにぬくめざけ)という ○温め酒女だてらと言われぬや 秋甫 ○ぷちぷちと紫蘇の実噛んで温め酒 々 ○温め酒顔の赤らむこともなく 々 この間の釣り旅を鳴門北で切り上げた時、丁度昼時に新鮮魚市場に出会った…

秋麗

○生粋の薩摩芋かな秋麗 (きっすいのさつまいもかなあきうらら) ○自画像は希林かピン子秋麗 秋甫 ○秋うららぎっくり腰を忘れまじ 々 ○鳥は鳴き実は熟しをり秋うらら 々

秋麗

○生粋の薩摩芋かな秋麗 (きっすいのさつまいもかなあきうらら) ○自画像は希林かピン子秋麗 秋甫 ○秋うららぎっくり腰を忘れまじ 々 ○鳥は鳴き実は熟しをり秋うらら 々 神さまの封書 今も信じていることがあります。それは、人はみなこの世に生まれて来る時…

鱗雲

○鱗雲ティラノサウルスは見上げていた (うろこぐもティラノサウルスはみあげていた) ○釣り人の目を瞑りても鱗雲 秋甫 ○鱗雲大気の池は渇水に 々 ○ウロコ雲並んでいるよでランダムで 々

鱗雲

○鱗雲ティラノサウルスは見上げていた (うろこぐもティラノサウルスはみあげていた) ○釣り人の目を瞑りても鱗雲 秋甫 ○ウロコ雲大気の池は渇水に 々 ○うろこ雲並んでいるよでランダムで 々 生物の紀元は海から始まるが、やがて陸へ上がって行った生物はそ…

十月

○十月や錦のベラを釣り上げる (じゅうがつやにしきのベラをつりあげる) ○十月や釣り竿を振る手の慣れて 秋甫 ○十月の雨釣りバカの世に多き 々 ○十月を釣りして過ぎる侭にして 々 ベラという魚は幼魚のうちは雌で体が極彩色になっているというのです。釣り…

十月

○十月や錦のベラを釣り上げる (じゅうがつやにしきのベラをつりあげる) ○十月の雨釣りバカの世に多し 秋甫 ○十月や釣り竿を振る手の慣れて 々 ○十月を釣りして過ぎる侭にして 々

秋雨

○秋雨や港は傘の釣り人たち (あきさめやみなとはかさのつりびとたち) ○釣り人の佇む堤秋の雨 秋甫 ○秋の雨ボートの人を戻しくる 々 ○秋雨の港にけぶる一日かな 々

秋雨

○秋雨や港は傘の釣り人たち (あきさめやみなとはかさのつりびとたち) ○釣り人の佇む堤秋の雨 秋甫 ○秋の雨ボートの人を戻しくる 々 ○秋雨の港にけぶる一日かな 々 朝から小雨。①津田の砂浜にて投げ釣りを試みるが雨脚が強くなって次へ移動。②鶴羽漁港 ③鶴…

身にしむ

○身にしむや暮れる提に竿畳む (みにしむやくれるつつみにさおたたむ) ○身にしむや釣りの足元より暮れて 秋甫 ○釣り終えて海鳥の声身にしむる 々 ○身にしむや巌を塒に海の鳥 々 朝から雨もようのあやしい日 ①房前ノ鼻 ②原公園(川尻) ③平賀源内記念館裏の…

身にしむ

○身にしむや暮れる堤に竿畳む (みにしむやくれるつつみにさおたたむ) ○釣り終えて海鳥の声身にしむる 秋甫 ○身にしむや釣りの足元より暮れて 々 ○身にしむや巌を塒(ねぐら)の海の鳥 々

寒露

○鰡飛んで河口を上る寒露かな (ぼらとんでかこうをのぼるかんろかな) ○きびなごの寒露の水輪船泊 秋甫 ○船底を魚影ゆっくり寒露かな 々 ○釣竿を鳶と見つめる寒露の日 々 今日は寒露の日ということですが穏やかです。また釣り行脚に出ました。 高速道路にて…

寒露

○鰡飛んで河口を上る寒露かな (ぼらとんでかこうをのぼるかんろかな) ○きびなごの寒露の水輪船泊 秋甫 ○舟底を魚影ゆっくり寒露かな 々 ○釣竿を鳶と見つめる寒露の日 々

秋時雨

○今朝見れば瀬戸の八十島秋時雨 (けさみればせとのやそじまあきしぐれ) ○浦山に雲走らせて秋時雨 秋甫 ○わき菜採る人濡らしゆく秋時雨 々 ○奥山を隠して里の秋時雨 々

秋時雨

○今朝見れば瀬戸の八十島秋時雨 (けさみればせとのやそじまあきしぐれ) ○浦山に雲走らせる秋時雨 秋甫 ○奥山を隠して里の秋時雨 々 ○わき菜採る人濡らしゆく秋時雨 々 ━わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣舟━(万葉集)小野の篁 颱風の…

秋思

○沖の雨碇泊の灯の秋思かな (おきのあめていはくのひのしゅうしかな) ○雲低きことも秋思といふべきか 秋甫 ○里暮れて老いるに早き秋憂う 々 ○物の実のみな裏作に秋憂う 々

秋思

○沖の雨碇泊の灯の秋思かな (おきのあめていはくのひのしゅうしかな) ○雲低きことも秋思というべきか 秋甫 ○里暮れて老いるに早き秋憂う 々 ○物の実のみな裏作に秋憂う 々 颱風25号は九州の福岡から山口の日本海側へ抜けているというのに、山じ風が夜半か…

ひつじ田

○ひつじ穂の垂れても哀れ先の草 (ひつじほのたれてもあわれさきのくさ) ○ひつじ田になりて雨の日多かりき 秋甫 ○ひつじ田の雨に蛙の二、三声 々 ○ひつじ田に季は戻らぬ水田にも 々 稲を刈った後のひつじ田には秩序正しく青々とした草が伸びています。それ…

ひつじ田

○ひつじ穂の垂れても哀れ先の草 (ひつじほのたれてもあわれさきのくさ) ○ひつじ田になりて雨の日多かりき 秋甫 ○ひつじ田の雨に蛙の二、三声 々 ○ひつじ田に季は戻せぬ水田かな 々

稲架

○峠来て稲架の日当たりばかりかな (とうげきてはぜのひあたりばかりかな) ○道端に稲並べられ日の匂い 秋甫 ○稲架の田をサインコサイン下校の児 々 ○稲架けて今年の出来を愛おしむ 々 「散歩の戻り、峠を上がると、そこは小さな田圃であった。」その小陽だ…

稲架

○峠来て稲架の日当たりばかりかな (とうげきてはぜのひあたりばかりかな) ○稲架けて今年の出来を愛おしむ 秋甫 ○道端に稲並べられ日の匂い 々 ○稲架の田をサインコサイン下校の児 々

菜虫

○菜虫とて一山喰らう心意気 (なむしとていちざんくらうこころいき) ○一寸の菜虫殺して五分の呵責に 秋甫 ○菜の色を体に盗りて菜虫かな 々 ○大方は小菜蛾となりし菜虫かな 々

菜虫

○菜虫とて一山喰らう心意気 (なむしとていちざんくらうこころいき) ○一寸の菜虫殺して五分の呵責に 秋甫 ○菜の色を体に摂って菜虫かな 々 ○大方は小菜蛾となりし菜虫かな 々 最近は菜虫採りの作業を見かけなくなりましたね。労働賃金が高くなったので手作…

葦火

○蘆火守る漢の貌の神々し (あしびもるおとこのかおのこうごうし) ○伸びしろはカットされつつ葦焼かる 秋甫 ○ふるさとの葦焼く烟夕なずむ 々 ○夕暮れて葦火の明り残しをり 々 火を点けるって好きですよ。いえ決して放火はしませんが、太古の昔人間が初めて…

葦火

○蘆火守る漢の貌の神々し (あしびもるおとこのかおのこうごうし) ○伸びしろはカットされつつ葦焼かる 秋甫 ○故郷の葦焼く烟夕なずむ 々 ○夕ぐれて葦火の明り残しをり 々