鱗雲

     ○鱗雲ティラノサウルスは見上げていた
(うろこぐもティラノサウルスはみあげていた)

       ○釣り人の目を瞑りても鱗雲     秋甫
       ○ウロコ雲大気の池は渇水に     々
       ○うろこ雲並んでいるよでランダムで 々
生物の紀元は海から始まるが、やがて陸へ上がって行った生物はそこでの生存競争に残り勝つために、海の中での形態を捨てつつ、また一方に名残りを残しながら、強く巨大に変化していくのです。恐竜もその過程の一つなのでしょう。巨大な体を覆うのは海の時代の名残のウロコだったのです。
 太古の昔、空に広がる巨大な鱗雲を見て強敵現れると、身構えたこともあるのではないでしょうか。