○農休む日となりにけり涅槃西風
(のうやすむひとなりにけりねはんにし)
再び山に冠雪
昨夜は雨風が激しかった。
○涅槃西風釈迦の迎へと思えども 秋甫
○貝寄風や法螺貝に口ついてある 々
○貝寄風やなごりの雪を山に掛け 々
涅槃西風はお釈迦さまが亡くなられた3月15日前後に吹く風のことである。一方でこの風は涅槃浄土からのお迎えの風ともいわれているそうだ。また、貝寄風(かいよせ)もやはり西から吹いて来る今頃の強い風をいう。冬の名残りの季節風は寒く雪をもたらすことも。