芋植うる

     ○「裏に居ます」貼り紙にして芋植うる
(うらにいますはりがみにしていもううる)
里芋を植える季節      
       ○種芋の余りて夕餉の菜に煮る    秋甫 
       ○芋くれて土筆を礼にもたせけり   々
       ○芋植うる一日家を留守にして    々
 賢治の羅須地人協会の入り口には黒板が掛かっていて、「下に居ります」賢治 と、書いてある。賢治の精神には敬服するが、私的にはあまり農業をやってみたいとは積極的には思わないのである。田舎育ちの所以かもしれない。