半夏生

     ○農もせず蛸を買ひけり半夏生
(のうもせずたこをかいけりはんげしょう)
カラスビシャク(毒草)
       ○半夏雨さけて茄子の届けらる    秋甫
       ○朝からの餅蒸す湯気に半夏生    々
       ○うどん食う慣わしもあり半夏生   々
 今年は2日が半夏生になるらしい。農家はこの日までに田植えを終えなければならない。からすびしゃくという毒草が生え出すからだそうだ。それと農作業を一段落させて骨休みをする日にもうけられている。半夏生の日には蛸を食べると言う風習が関西ではあるらしい。香川県ではうどんを食べるらしいが、我が近辺では蒸し饅頭が作られる。
 又この日の雨を半夏雨といって、毒を含んでいるので、畑の作物には雨がかからないように気を使われるそうだ。
 半夏の日の今朝早く大降りの半夏雨が降った。