薬降る

     ○鳥蛙みなよろこべり薬降る
(とりかえるみなよろこべりくすりふる)
神水
 旧暦の5月5日の正午ごろ雨が降ると、その雨を神水として薬が作られたということです。
 「薬降る」は夏の季語で、新暦でいくと6月の2,3日くらいになるのでしょうか。残念ながら今年は薬は降りませんでした。
 朝は4時ごろから空が白み始め、しばらくすると鳥たちの1日も始まります。散歩に出て一回りして家の下の田畑まで戻るころは、休耕地の大きな茂みの中から雛に我々の接近を警告する声が賑やかに聞こえてきます。