〇蒜山の三座の上の秋の雲
（ひるぜんのさんざのうえのあきのくも）
〇秋の雲ワイナリーにて試飲する 河童三子
〇水つくる会社の氷室秋の雲 々
〇秋の雲展望台にてトマト買ふ 々
婆ごころ（2700日）
ブルばあちゃんの朝は いつも早い
朝の光が窓にうっすらと帳を解くのを待って
五時になった 網籠にタオルをいれて ホテルの 長い廊下にでた
ホテルの朝の一番風呂は独りだったから
お風呂の曇りガラスに お湯をかけて
蒜山の三座（下蒜山、中蒜山、上蒜山）の横が ほんのり時間をかけて
朝日に染まっていくのを眺めた
ブルばあちゃんは 心の底から じんわり広がるしあわせに 満足だった。
