○枯葎出て来た猫にすり寄られ
(かれむぐらでてきたねこにすりよられ)
○通行止め二か所曲がって枯葎 秋甫
○枯葎舗道は犬に取られけり 々
○紅花の魅惑に負けて枯葎 々
散歩の途中川沿いに椿の花が咲いているのだ。以前にもそこの赤い椿の花を勝手に貰っている常習なのだった。橋の袂から行くと10メートルもなかったが、枯葎が広がっているから畑の畦を通らせてもらうというのもいつもの手なのである。そこまで配慮している積もりが花を手にして道まで戻って来たときには、下半身が雑草の実に覆われているのである。子供の頃から身綺麗にするということがどうも苦手なのだ。
神野紗希の「日めくり 子規漱石 俳句でめぐる365日」が愛媛の出版文化大賞を受けた。 書店販売は4月2日かららしい。