○秋の雨ようすの知れぬ便りかな
(あきのあめようすのしれぬたよりかな)
○秋雨やなかなか来ないメール待つ 秋甫
○秋雨の止んでつくつくまた啼くや 々
○秋の雨降ったり止んだり虫の声 々
今年は何処へ行ってもまだコスモスを見かけない、いつまでも猛暑がつづいたせいかもしれない。以前していた散歩の帰り道で、お墓の敷地に群生していたのを思い出して序でだから花鋏も片手に携えて出てみた。
このところの長雨で野菜の芽は出揃ったようであった。広い畑の一画全体に茎がほんのりと紅いしゃもじ状の苗が12,13cmほどに伸びている場所があって、そこでは夫婦が苗の間に生えた雑草を摘んでいた。赤カブの苗だろうか。夫婦は行も帰りも同じ場所での作業に見えた。随分と根のいる仕事だ。
コスモスはいつもの年のように墓地いっぱいに茎と葉を茂らせていたが、花はまだ蕾が多かった。やはり猛暑が長くつづいたせいだろう。