夏書

     ○夏書の墨余りて筆の一句かな
(げがきのすみあまりてふでのいっくかな)

       ○夏書の筆持つやたちまち居眠りぬ   秋甫
       ○短冊に夏書の墨をば貰ひけり     々
       ○墨すれば夏書の気骨入るやうな    々
 夏書というほどの背筋の通ったものではなかったのかもしれないが、字を書いた後の墨で自作の句を短冊に書いてもらった。
 それへ俳句にそった十薬の絵を下に描いてみたが、今いち。