2018-06-27 雨安居 鈍行俳句 ○雨安居孑孑に水残しやる (あめあんごぼうふらにみずのこしやる) 生類憐みの教え ○雨安居虫心得て出るわ出るわ 秋甫 ○山寺に裸の僧や夏ごもり 々 ○魚鼓(ぎょく)打って静かに夏座の解かれけり 々 永平寺の回廊を歩いた時、若い新米雲水とみられる僧が少し高い位置に魚型の板が下がっているのを椅子に上がって叩いたのだ。閑散とした回廊のそこここから僧が現れて厨子に入って行った。昼食が始まるのだろう。