みどりの夜

     ○風入れて暫し本読むみどりの夜
(かぜいれてしばしほんよむみどりのよ)
涼しい梅雨
 就寝前に読書をする習慣があって、この頃は蒸し暑くもなく就寝する時間帯に窓を開けたままにしていると肌寒いくらいです。読み物は宇江佐真理の江戸人情もので、ヨーロッパ風をイメージしたみどりの夜とは随分かけ離れたものでしたが、理想と現実はいつもこうしたものでしょう。