秋の街

     ◦画材展出て絵描きらにパリの秋
(がざいてんでてえかきらにパリのあき)
 パリの秋
 この場合のパリは芸術家たちにとっての象徴の街ということである。隣県のイベント会場で画材展をやっているからと誘われた。毎年9月にそこで行われているようであった。
 絵画教室には私の他にひとり、油絵を描いている50代の女性とで生徒は二人きりなのであるが、師も含めて彼女たちは1年分の額縁などをまとめ買いして帰るらしい。
 サンポートは沿岸を埋め立てて新しく出来た一画で小洒落た雰囲気は海からの風にスカーフを靡かせる姿が絵になるかもしれない。パリというより横浜の「みなとみらい」がモデルだったか。