2015-09-05 秋の夜 鈍行俳句 ◦秋の夜や黒鉄の貨車つづきけり (あきのよやくろがねのかしゃつづきけり) 闇に疾走する貨物列車 空気が乾燥しているせいか海岸通りや国道の音が夜はよく上がってくる。長い貨物列車が通過しているようだった、ゴロンゴロンといつまでも闇の中に音だけがつづいていた。 状況によってシルエットが見えるとき、それは鋼鉄の列車となって走って行くように感じられた。国情(安保法制)と照らし合わせて不気味な不安に捕われる。