2014-10-25 柿の空 鈍行俳句 ◦リフォームの養生網より柿の空 (リフォームのようじょうもうよりかきのそら) 築二十五年のわが家、このままこの家で朽ち果てようと思っていたが、どうした弾みか一転してリフォームすることになった。 で、もって職人がわが家に出入りするのは二十五年ぶりのことである。足場屋、塗装屋、大工が次々家にやって来る。それがみんな二十代から三十代の若者ばかりなのには些か驚嘆した。すっかり世代交代していたのだ。 養生ネットに覆われたわが家は、痛々しい療養中にも見えた。