秋の虫

     ◦焼酎で半生を吐く秋の虫
(しょうちゅうではんせいをはくあきのむし)

 亀岡には半世紀に及ぶ旧友が住んでいます、今回は是非会っておきたいと思って出発前に連絡しておきました。ガレリア亀岡の道の駅での待ち合わせでしたが、バスで来るという彼女をバス停に向かって歩き出すとバスが来て、彼女が降りて来ました。その瞬間若い頃の気心がぴったり戻ったような嬉しさでした。道の駅の館内で開催されていた市展を観て、亀岡城を案内してもらいました。ここは大本教出口王仁三郎が買い取って教団の本部になっていましたが、清楚な佇まいがあって、目に見えない何かが宿っているのを感じました。本殿のお供えを下ろしてきた婦人からおもちをお裾分けしていただいた事も手伝っていたかもしれません。夜はおおいに気を吐いたものです。tokochanありがとうございました。