○わが庭に入りて薺の花が咲く
(わがにわにいりてなずなのはながさく)
○山道のぺんぺん草が轢かれをり 秋甫
○子沢山むかし懐かし三味線草 々
○薺にも薺のいのち薺咲く 々
「薺」という漢字
薺は毎年のように季語としても使わせてもらっているし親しんでいるはずなのに、その漢字は時間が経つと書けなくなってしまう。年が改まると全く新しい漢字になってしまうのだ。今年も調べて何回かペンの下書きをして、筆順なども頭にインプットしたはずだけど、さて来年はどうなっていることやら。
因みにもう一つ 「凌霄花」である。(のうぜんか)または(のうぜんかずら)
凌霄はパソコンで一度検索するとしばらくは「りょう」と「しょう」で出してくれるが彼とて時間を置くとすっかり忘れてしまうのだ。文字の大きな漢和、国語辞典も必携である。