○朝からの雲が流れて夏至の月
(あさからのくもがながれてげしのつき)
○夏至の夜を唯そそくさと寝ねにけり 秋甫
○若き日は夏至という日を喜びて 々
○うかうかと夏至の太陽ぬかりをり 々
夏至と言えば太陽。今日の太陽は生憎雲に隠されていた。
振り返ってみると若い時は夏の季節が好きであった。ギラギラすればするほど自分に突き付けられている挑戦に対して向かっていかなければという気持ちが沸き上がってきたのである。果たして挑戦って何だったんだろうね。汗が好きだったのかもしれない、涙と異なって汗には力強さを共感できる。
晩年には夏至といったら月と重ねるのもいいかも、そして涙との共感も。