2018-03-25 野焼 鈍行俳句 ○野焼の炎陽と交われば歓喜の声 (のやきのひひとまじわればかんきのこえ) 草燃す ○夕野焼家路に遠き吉野川 秋甫 ○末黒野(すぐろの)や雨の空まで暖かし 秋甫 ○末黒野(すぐろの)のすぐ萌え出づる豆菜かな 々 遠出の帰途、吉野川の堤防沿いを走ることはよくある。今頃の時期には、広い堤防の中で野焼をしている光景が見られた。その火は一日遊んだ疲れを癒してくれる穏やか遠火でもあった。