立冬

     ○立冬や深夜に遠き救急車
(りっとうやしんやにとおききゅうきゅうしゃ)
今年は七日が立冬
  夜中に下の国道を走って行くのだろうか、救急車のサイレンが聞こえた。それはかなり長い間を東に向かっているようだった。空気が冷たく澄むと国道の音も遠くまで聞こえるようになるのだろう。
 夢をみていた、構は京都の安井に住んでいた家のようで、表の窓の格子が全部外されて大掃除の様子に見えた。それなのに集まっていたのは義妹や姪達(彼女たちとはちょっとした行き違いがあってここ十数年来交流がない間柄であったのだ)で、特に義妹は好意的に私に話しかけている風に見えたが,,,。