名古屋場所

     ○ご贔屓の白き紬に名古屋場所
(ごひいきのしろきつむぎになごやばしょ)
夏場所浴衣の日
 大相撲のそれぞれの場所にはご贔屓筋が居て、関取の間から観客席にお馴染みの顔がテレビに映っています。両国、大阪、名古屋とそれぞれに見慣れた顔がだいたい定位置に認められると、ああ今年もお元気だったんだと、みも知らない他人さんでもなぜか安堵するのです。女性はたいてい着物をめして座って居られます。花柳界の女将さんなのでしょうか、垢抜けした着こなしで広告塔のような存在で。
 大相撲の開催中、着物の日というのもあって、ご常連の着物に負けず、着物を着て大相撲を観ようと言うのです。今日はその着物の日だったようです。