夏燕

     ○夏燕二番子も礼言ふて往く
(なつつばめにばんごもれいゆうていく)
燕の鳴き声
 燕はヒュールリラ、ヒュールリララと鳴くそうです。ああこれは森昌子の「越冬燕」がないていたのですね。私の小学校の頃の教科書には、詩の中で、「リピュー、リピュー」と朝日に向かって元気に飛んでいるという表現がありました。先生は、リピューリピユーは燕の鳴き声をとても個性的に表現するもので、鳥の声を一つ表現するのにも、自分の言葉を使いなさいと、授業されました。
 因みに「チィチュロリ、チュリチュリ、ジュリリ」と聞いた人や、子燕は「ジジジジ」と鳴くと言っている人もいます。
 燕はシーズンに2,3度卵を孵すことがあるようです。その場合同じ巣は使わないで少し離れた所に新しく巣を作るか、昨年の旧い巣を改修して使うということです。