受験子

     ○受験子の求める宇宙の膨れけり
(じゅけんしのもとめるそらのふくれけり)
受験生が避難してきた
 近くに住む遠縁の中3生が不手際で家に入れなくなっと言って訪ねてきた。外は冷たい風が吹きあれていたから、我が家は早い夕食中であったが家に招き入れた。
 春には高校受験を控えているので将来の希望など訊いてみると、どうやら宇宙に関心があるらしく、その方向で大学なども視野に入れている風だった。
どんどん膨張しつづけているといわれているこの宇宙、目標に辿りつけるだろうか。