2017-01-12 息白し 鈍行俳句 ○息白し手を振るわれを鴉見る (いきしろしてをふるわれをからすみる) 手を振るわれ 寒気団の到来で朝の息は白い。「気を付けてね」とでも言って手を振ったけど、電柱に留まっていたカラスが首を傾げて見ていた。 「何だい、どうしたっていうんだ。カラスの勝ってでしょ、はこっちのことだ」