2017-01-15 寒月光 鈍行俳句 ○寒月光真っ白い雲走らせる (かんげっこうまっしろいくもはしらせる) 一月の月 夜ベッドの窓に月が明かるかった。気温も相当低く寒いのでブラインドを降ろすところであるが、窓に入ってくる雲の動きを見るのも興味があった。すっかり目が覚めてしまったので、「寒」でいくらか句作してみた。 ○寒月下陣痛の風哭き走る ○産道に苦き水呑む寒夜の嬰 霄の明るさに比べて地上は強い風が階下の戸を鳴らしていた。すべての産みの苦しみの真っただ中にいるような感傷に陥っていたのかな。