○親友から五十五枚目の賀状かな
(しんゆうからごじゅうごまいめのがじょうかな)
○かな釘の字も二三枚年賀読む 秋甫
○印刷に今年限りという年賀 々
○一枚の賀状に写るあゆみ哉 々
高校からの友人がゐて彼女とは50年以上の親交がある、年賀状もその歳の分だけ往復しているし、季節の変わり目の書信などは年に数枚今も出している。
その彼女の賀状には入院中とある、病室で賀状を書いていたのだ。ホルモンの低下だそうだ。
他にも今年を限りに年賀を失礼するという書き込みのあるのもあって、淋しくなっていく。