槿

     ○花槿今朝は野分の戸を閉てる
(はなむくげけさはのわきのとをたてる)
颱風21号
       ○底紅の底をのぞいて行く人も    秋甫
       ○紅垂らす和紙のごとくに花むくげ  々
       ○白槿花嫁さんの綿帽子       々
 颱風21号は徳島に上陸して、午前午後の2,3時間の間にさっと走り去ったという感じであった。周辺の学校は全て休校が昨日のうちから決まっていたようである。それが四国なら分る話であるが、用事で娘と話していたら京都の孫の高校も昨日から今日の休校の通達があったという。随分と颱風進路の予報も早くから正確にわかるようになったものだ。30数年前なら雨が降るという天気予報に傘を持って出る者はいなかったほど、頼りないものであったと記憶している。