代田

     ○一枚の代田に団地収まりぬ
(いちまいのしろたにだんちおさまりぬ)
田水が張られる
 家の南の畑は今年は田圃になるようだ。水が張られると明るくなって、田圃にもう一つの世界が広がっているようだ。早速燕がその上を飛び交って巣作りの泥を狙っていた。田水にはどんよりとした厚い雲を映していたが、雨模様の空の景色も子供の頃の滋賀の田植えを思い出し心が落ち着く。