山茱萸

     ○山茱萸の花空耳に鈴の音の
(さんしゅゆのはなそらみみにすずのねの)
稗つき節
 宮崎県の民謡に「稗つき節」がある。
     庭の山茱萸の木 なる鈴かけて
     鈴の鳴るときや 出ておじゃれよ
     鈴の鳴るときや 何と言うて出ましょ
     駒に水くりょと 言うて出ましょ
哀調とロマンの物語が好きである。随分と長い間、庭に植わっているのは山椒の木だと思って歌っていた。