鉄道草

     ○鉄道草兄といつもの帰り道
(てつどうぐさあにといつものかえりみち)
線路を歩く
 子供の頃はみんなこぞって線路を歩いたものだ。駅へ出るにも、駅から家路に着くのにも、線路を通ると近道であったから、小さな川などは鉄橋も渡ったりした。時には犠牲者が出たりして決してのどかなどとは言えないけれど、そんな時代が確かにあった。