花菖蒲

     ○猿踊てふ花菖蒲赤み帯び
(さるおどりてふはなしょうぶあかみおび)
梅雨入り
 梅雨に入ったという報道がありました。でもお天気は気まぐれです、今日はだんだん晴れてきて降らなかったのです。
 昨日はしっかり雨が降りました。その雨の中を坂出の「かわつ花菖蒲園」へ行ってきました。
色の種類は白、黄、薄紫、赤紫、濃紫などがプールのような中に畝を作って植えられているだけで、なんとも情緒のない菖蒲園だったのがざんねんでした。
   ○あやめ草足に結ばん草鞋の緒  芭蕉  
 と、もとよりこのような名句はどこをひっぱたいても出てくるはずはないのですが....。
猿踊という名の古花菖蒲はうっすらと赤味みを帯びて、それが猿の顔や尻を思わせていたのでしょうか?