夏書き

          〇夏書きの僧魚板を敲く昼餉かな

            (げがきのそうぎょばんをたたくひるげかな)

           

           〇百日の百句つくりて夏書きとす    河童三子

           〇写経の書百枚をもて夏書き果つ     々

           〇無の文字の徐々に彩なす夏書きかな   々