梅の香

     ○梅の香や歌舞伎座の幕見に入りぬ
(うめのかやかぶきざのまくみにいりぬ)
歌舞伎座の幕見
 今日は地下鉄を使って銀座、築地、神保町辺りを歩く予定であった。きのう「はとバス」からみた歌舞伎座へ行って、幕見(昼の部)へ入れれば観てみたいと思っていたが、地下鉄の東銀座を上がってみれば、入場券売り場がすぐそこで開演の間近でもあった。迷わず「幕見」の券を買って階上へ。
 松本幸四郎の「一条大蔵譚」を観る。右左から馴染みの客か高麗屋〜!という掛け声が入る。この一門の屋号が高麗屋なのである。