2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

マフラー

○マフラーして青年のやうに立ちににけり (まふらーしてせいねんのやうにたちにけり) (伊香保温泉.万座温泉.草津温泉 湯ったり温泉の旅) 出発 松山空港 11:55 JAL434便→→羽田空港13:15 羽田空港よりバスにて伊香保温泉 山陽ホテル(泊) 帽…

マフラー

○マフラーして青年やうに立ちにけり (マフラーしてせいねんやうにたちにけり)

着膨れ

○着膨れて待つ双子座の流れ星 (きぶくれてまつふたござのながれぼし) ○上州の三湯めぐり着ぶくれて 秋甫 ○重ね着て旅の荷物を軽くせり 々 ○着膨れて機内通路のコルク栓 々

着膨れ

○着膨れて待つ双子座の流れ星 (着ぶくれてまつふたござのながれぼし) ○重ね着て旅の荷物を軽くせり 秋甫 ○上州の三湯めぐり着ぶくれて 々 ○着膨れて機内通路のコルク栓 々 明日からトラピックスの旅 【絶景露天風呂万座温泉・草津温泉・伊香保温泉 湯った…

討ち入りの日

○討ち入りの日の雪となり蕎麦啜る (うちいりのひのゆきとなりそばすする) ○義士の日や天野屋利兵衛包丁研ぐ 秋甫 ○義士会や企業戦士のヘッド狩り 々 ○正月は忠臣蔵と若大将 々 昭和30年代はやたらと義士ものが流行っていたものだ。正月の興行に忠臣蔵がか…

義士の日

○討ち入りの日の雪となり蕎麦啜る (うちいりのひのゆきとなりそばすする) ○義士会や企業戦士のヘッド狩り 秋甫 ○義士の日や天野屋利兵衛包丁研ぐ 々 ○正月は忠臣蔵と若大将 々

マスク

○マスク廉価村は静かになりにけり (マスクれんかむらはしずかになりにけり) ○真新しマスクに替えて今日始まる 秋甫 ○マスクして目礼のみの隣人と 々 ○マスクしてICUのひとを看る 々 マスクが安価で流布されるようになった。そのせいかどうか嫌な言葉も聞か…

マスク

○マスク廉価や村は静かになりにけり (マスクれんかやむらはしずかになりにけり ○マスクして目礼のみの隣人と 秋甫 ○真新しマスクに替えて今日始まる 々 ○マスクしてICUの人を看る 々

セーター

○新調のセーターの糸綻ばす (新調のセーターのいとほころばす) ○セーターにベレー被ってアーティスト 秋甫 ○とつくりセーター猪首の頭やっと出す 々 ○お揃いのセーターで引き立てる役 々

セーター

○新調のセーターの糸綻ばす (しんちょうのセーターのいとほころばす) ○セーターにベレー被ってアーティスト 秋甫 ○とっくりセーター猪首の頭やっと出す 々 ○お揃いのセーターで引き立てる役 々 小学校の頃、毛糸の真新しいカーディガンを着て登校した初日…

根深汁

○忘却の淵掻きまわす根深汁 (ぼうきゃくのふちかきまわすねぶかじる) ○一鍋を朝昼晩に根深汁 秋甫 ○根深汁青洟の子の座りゐる 々 ○根深汁丸くなった自分が独り 々

根深汁

○根深汁丸くなった吾独り (ねぶかじるまあるくなったわれひとり) ○一鍋の朝昼晩に根深汁 秋甫 ○根深汁青洟の子の座りゐる 々 ○忘却の淵掻きまわす根深汁 々 幼い頃、母の実家の田舎で祖父母と一緒に暮らしていたので、囲炉裏の思い出は数々ある。働き者だ…

冬霞

○終の地を此処に迷わず冬霞 (ついのちをここのまよわずふゆがすみ) ○冬霞延命治療のこと問わる 秋甫 ○冬霞ゆうれい船のごと行き来 々 ○冬霞ひとりの友は腰を病み 々

冬霞

○終の地を此処に迷わず冬霞 (ついのちをここにまよわずふゆがすみ) ○冬霞延命治療のこと問わる 秋甫 ○冬霞ゆうれい船のごと行き来 々 ○冬霞ひとりの友は腰を病み 々 2度目の中国旅行は武陵源に行きたいと思っている。

○凩の攫って行った夜の夢 (こがらしのさらっていったよるのゆめ) ○凩のドラマチックに盛り上がり 秋甫 ○凩やこうせつの歌神田川 々 ○真夜に来し凩一番朝帰る 々

○凩の攫って行きし夜の夢 (こがらしのさらっていきしよるのゆめ) ○凩やこうせつの歌神田川 秋甫 ○真夜に来し木枯太郎朝帰る 々 ○凩のドラマチックに盛り上がり 々 夜半凩一番吹く。

枯野

○枯野広ごり若者の狐貌 (かれのひろごりわかもののきつねがを) ○うり坊を連れて枯野の中を来し 秋甫 ○坊さんの光る指輪や枯野ゆく 々 ○宙返りして狐枯野へ帰る 々

枯野

○枯野広ごり若者の狐貌 (かれのひろごりわかもののきつねがを) ○坊さんの光る指輪や枯野ゆく 秋甫 ○うり坊を連れて枯野の中を来し 々 ○宙返りして狐枯野へ帰る 々 お豊受山に初冠雪。

冬の海

○冬の海終の棲家をここにして (ふゆのうみついのすみかをここにして) ○この冬の海五十年見て暮す 秋甫 ○どれほどの荒波もなくふゆの海 々 ○父母ほどに叱りをるかな冬の浪 々

冬の海

○冬の海終の棲家をここにして (ふゆのうみついのすみかをここにして) ○この冬の海見て五十年過りぬ 秋甫 ○どれほどの荒波もなく冬の海 々 ○父母ほどに叱りをるかな冬の浪 々

枇杷の花

○枇杷の花雨の重みを抱えをり (びわのはなあめのおもみをかかえおり) ○雨の日は雨に向いてる枇杷の花 秋甫 ○枇杷の花実沢山にもなる兆し 々 ○枇杷の花家は途絶えて無かりけり 々

枇杷の花

○枇杷の花雨の重みを抱えをり (びわのはなあめのおもみをかかえおり) ○雨の日は雨に向いてる枇杷の花 秋甫 ○枇杷の花実沢山にもなる予感 々 ○枇杷の花家は途絶えて無かりけり 々

冬苺

○冬苺孤高におごる真紅かな (ふゆいちごここうにおごるしんくかな) ○冬苺ショートケーキの四半分 秋甫 ○冬苺フォレストハウス庭の道 々 ○山裾は葉隠れ勝ちに冬苺 々

冬苺

○冬苺孤高におごる真紅かな (ふゆいちごここうにおごるしんくかな) ○冬苺ショートケーキの四半分 秋甫 ○冬苺フォレストハウスの庭の道 々 ○山裾は葉隠れ勝ちの冬苺 々

冬の雨

○万有の引力を見る冬の雨 (ばんゆうのいんりょくをみるふゆのあめ) ○冬の雨画材の重き鞄提ぐ 秋甫 ○アトリエの画布弛みだす冬の雨 々 ○凧の絵の湿りだすかな冬の雨 々

冬の雨

○万有の引力を見る冬の雨 (ばんゆうのいんりょくをみるふゆのあめ) ○冬の雨画材の重き鞄提ぐ 秋甫 ○凧の絵の湿りだすかな冬の雨 々 ○アトリエの画布弛みだす冬の雨 々

隙間風

○生き甲斐に目覚めてビルの隙間風 (いきがいにめざめてビルのすきまかぜ) ○隙間風身を寄せ合った昔かな 秋甫 ○隙間風反対意見でて無言 々 ○隙間風古着に継ぎを繰り返し 々

隙間風

○隙間風身を寄せ合った昔かな (すきまかぜみをよせあったむかしかな) ○隙間風古着に継ぎを繰り返し 秋甫 ○隙間風反対意見でて無言 々 ○生き甲斐に目覚めしビルの隙間風 々

冬紅葉

○生きてゐる色の僅かに冬紅葉 (いきているいろのわずかにふゆもみじ) ○温泉郷いく冬もみじ残りしや 秋甫 ○冬もみじムンクの叫び橋の上 々 ○冬紅葉にも陽の当たりたる明るさよ 々

冬紅葉

○生きてゐる色の僅かに冬もみじ (いきているいろのわずかにふゆもみじ) ○温泉郷いく冬もみじ残りしや 秋甫 ○冬紅葉ムンクの叫び橋の上 々 ○冬もみじにも陽の当たる明るさよ 々