野分

           〇先がけの生暖かい野分の風

             (さきがけのなまあたたかいのわきのかぜ)

          

           〇広がって盛り上がり来る野分の海   河童三子

           〇有り余る雨と風もて野分くる     々

           〇黒雲の野分を乗せて走り来るか    々

     From Buru to grandson

 

   〈此の一句〉

   〇鶏頭の皆倒れたる野分哉     正岡子規(1867━1902)