短夜

            〇短夜の霧を纏ひて船の出る

             (みじかよのきりをまといてふねのでる)

          

           〇短夜やトッキョトッキョと里の鳥    河童三子

           〇短夜やほっほーほっほーと山鳩の   々

           〇短夜や漁船の汽笛行き交ひし     々

     From Buru to grandson

   〈此の一句〉

   〇短夜や妹が蚕の喰盛     小林一茶(1763━1828)