神迎

           〇盛塩に神を迎へる心かな

             (もりじおにかみをむかえるこころかな)

           

           〇柏手(かしわで)を三回打って神迎へ   河童三子

           〇氏神や出雲の旅を無事に了へ      々

           〇がやがやと八百万神家に戻る      々

 

     婆ごころ

     

  この頃夜の明けるのがとても遅いように感じられます 夜中に何度も起きて二階から下のトイレへ行くのですが その度に時計を見なければなりません ブルばあちゃんの生活は 日が暮れると眠り 夜明けと共に起き出すという いたって原始社会的な暮らしなので 5時という朝がまだ暗いと 頭が働かないのです。

  ブルばあちゃんの家にも 氏神様が祀ってあります 棚の戸はいつも開けたままなので きっと神様はもう戻っておられるのでしょう その神棚のとなりが床の間になっていて 書の軸を この間から「八十八か所」の御大師さんの軸に架け替えてあります 娘さん達が「歩き遍路」を始められたからなのですが 神さまと仏さまが 隣り合わせでにこにこ微笑んでおられるので ブルばあちゃんは欲深く いつも両方の叡智に頼っているのです。