秋思

           〇祭近き夜の太鼓の秋思かな

            (まつりちかきよるのたいこのしゅうしかな)

         

           〇秋思ふ宮の眠らぬ神楽かな     河童三子

           〇夜神楽の笛にも泣けて秋思ふ    々

           〇あれほどの虫一匹となり秋思    々

     婆ごころ

  今日の日曜美術館は 竹久夢二でした 以前に夢二の故郷である岡山県牛窓へは行ったことがあります

 里山の実家や その辺りは散策しましたが 夢二の郷土美術館には入らなかったのです

 だから ブルばあちゃんは 夢二が油絵も描いていたことを殆ど知りませんでした

 夢二の女性は 単にcoquttishなのだと思っていたのですが

 なぜか 油絵の女性は みんな心底悲しそうでした エゴン・シーレーの絵のように深い悲しみを

 湛えていることに驚きました。

 

 エゴンシーレーは1890年~1918年(29歳没)  1918年~1921年に流行したスペイン風邪によって死亡

 竹久夢二    1884年~1934年(49歳没)  恋人をスペイン風邪で亡くしている。

 世界中が悲しみの底にあったのですね。